今年3月、千葉県で英会話講師のイギリス人女性が殺害され遺体で見つかった事件について、警察庁は「公的懸賞金」の対象に指定し、情報提供者に最大100万円の謝礼を支払うと発表しました。
この事件は今年3月、イギリス人の英会話講師、リンゼイ・アン・ホーカーさんが殺害され、遺体が千葉県市川市のマンションで見つかったものです。
この部屋に住む市橋達也容疑者(28)が死体遺棄の容疑で指名手配されていますが、行方はわかっていません。
このため警察庁はこの事件を「公的懸賞金」の対象に指定し、有力な情報提供者には警察が最大100万円の謝礼を支払うと発表しました。
「この事件の凶悪性とか社会的反響というのを見てみますと、早期に検挙する必要が特に認められるのではないか」(警察庁情報分析支援室徳永崇室長)
27日に来日したホーカーさんの両親も29日午後に記者会見を開き、情報提供を呼びかける方針です。
また警察庁は3年前、東京・日本橋のチケットショップで当時37歳の女性店員が殺害された事件で300万円を上限とする報償金を支払うことにしたほか、大阪・熊取町で4年前、当時9歳の女の子が行方不明となった事件など、公的懸賞金の対象に新たに5つの事件を追加しました。(29日06:07)